だむち~だって無知なんだもん~

底の浅い私、さくらだ が気になった主に漫画やアニメ、ゲームをぐだぐだと語っています。

コミック『五等分の花嫁』を読んでみた⑰

前回、今更ながら最終回予想、とうか妄想を出し尽くして、勝手に満足している さくらだ です。


今回は、やり残していたことをポロポロと書いていきたいと思います。



21.マルオ視点で見える花嫁推理のショートカット


前回の最終回予想で、私は「ボーイミーツガール」ものと考えると四葉じゃないか、としつつ、もう一つ理由がある、と書きました。


一応、このお話もしておきたいと思います。



この、もう一つの理由、というのは、
やっぱり「マルオ主人公説」に則ったものです。



この作品を、「ボーイミーツドーター」として見てみると。


マルオの初恋相手だった零奈が残した5人の娘達と出会い、苦労や成長を通して最後に花嫁として送り出す、という展開になります。



ここまでは良いかと思います。


ただ、ゴール地点の花嫁は一人ですので、一貫した流れにするのであれば、
出会いや苦労も同じ一人として見た方が良いのでは?
と思ったわけです。


そうすると、5人の中の誰か一人が花嫁に、という抽象感よりも
「あの心配ばかりさせてた子がこんなに立派に・・・」としたほうが、
マルオが泣いちゃうんじゃないかな、と。



そう考えると、結構シンプルに候補が一人あがってきます。



出会いのシーンはこちら。



小学校の修学旅行で、四葉の迷子をマルオが見つけてあげたシーンです。


もしかしたら、四葉の迷子を先生経由で零奈が電話で聞いた際、たまたまマルオが一緒にいて、話を聞いて迷わず現地に向かったのかも知れません。


そういった意味で、彼女達の役に立つことのできた、四葉迷子捜索イベントは、結構マルオの心に残っていた可能性があります。



苦労をかけた部分で一番大きいのは、もちろん


やはり、四葉の落第、転校エピソードでしょう。


マルオは淡々と四葉に転校手続きの話をしていましたが、その心中は「いかにして四葉が一人ぼっちにならないよう、傷つけないように話ができるか」ではなかったのか、と思います。


そういう意味では、その直後、他の4人が一緒に転校すると宣言したことは、
四葉だけでなくマルオの心も救ったといえます。



そのほかでは、自分が五つ子のお手本になろうと、四葉はその姿をマルオにアピールしていました。


このときのマルオは、自分に言いに来た嬉しさと、四葉だけをひいきをしてはいけないという戒めのなかで無表情を繕っていたに違いありません(妄想)



一方で、他の4人については、それほど印象的なエピソードが出てこないんですよ。


一花:ほぼ直接的な話題なし(芸能界の契約絡みはありそうですが)
二乃:会話シーンは多くこちらも候補だが、割とイイ話系の方が多い。
   (パンケーキのイメージが強すぎるか?)
三玖:会話したことあるのだろうか・・・
五月:姉妹のまとめ役として、連絡相手にしている程度?


こんな感じで、少なくとも見えるところでのインパクトのあるエピソードが少ない。



こう考えると。


「マルオ主人公説」で推理した場合、「ボーイミーツドーター」でもあり、
花嫁は四葉一択なんですよ


まあ、さすがにこんなショートカットな結論は邪道かと思いますが(笑)


ただ、こんな予想の仕方があっても面白いんじゃないでしょうか。



22.この作品の不満点(アニメ含む)


個人的に、こういった形で作品の感想を話すときに、好きなものほど、足りない部分や不満だった部分をなるべく一緒に並べたいと思っています。


やっぱり、自分に合わない作品でも全部が全部気に入らなくて0点ということはなく、逆に好きになったものでも、手放しで100点つけるのは片手落ちかな、と。



ということで、あえてで不満点をば。


あ、個人的に
コミックもアニメも完結していないので現時点で、です(汗)




1.一花の扱いが可哀想

これですよねぇ。


いや、ミステリーものとしても、一人は、抜け駆けや変装トリックを積極的に使うキャラがいた方が話は引き締まるんですが、さすがに一花、病みかけてて・・・


勿論、4姉妹はそんな彼女の気持ちを分かってあげられるのですが、この作品では推しキャラを作って応援するのも楽しみ方の一つだけに、一花ファンは結構つらかったのでは、と思います。


せめて、もう一人ぐらい分担できればよかったのですが、5人のキャラ付け的に難しかったのかも知れません。


個人的には、もう少し、一花には目に見えるドジっ子属性をつけてあげてもよかったかなあ、と思います。



2.アニメ版の5姉妹の声優が5人

これは、不満、というよりは、「大丈夫かなぁ」という心配です。
この作品、やっぱりポイントは「花嫁は誰か」という部分になります。


これに対して五つ子の髪の色はまだある程度似ていますが、
声優は5人別々


もちろん、マーケティング的にはそれぞれに魅力的な声優をつけた方が、より幅広いファンに楽しんでもらえる、ということは重々承知なのですが、


こと、この作品のテーマに対しては、作り手は茨の道かな、と。
実際、声優さんの実力的には、一人5役、十分出来ると思います。


いっそ、ラブコメに振り切ってしまうという逃げ方も全然アリかと思いますが、中途半端な作り方になるのは避けて欲しいな、と勝手に心配しています。


裏を返せば、このハンデをどのように今後の作品で見せるのか、期待しちゃいます。



3.五月、最後まで恋愛レースに加わらず?

これは最後まで読んでいないのでまだ未確定ですが、ここまで(13巻)まできて五月からの告白シーンがない、というのはやはり恋愛対象ではなさそう、と。


もっとも、私自身は「99話までに材料は全て出ている」説にのっかっちゃっていますので、この時点で五月は予想から外れてしまうのですが・・・。


この作品が「推しキャラを応援する」のも楽しみの一つだとすれば、五月もある程度のタイミングで告白して他の4姉妹と同じスタートラインに立った方が良かったかな、と感じました。


個人的には「月が綺麗」あたりから、実は意味を知ってて言った、という感じで「好き」に寄せていくのもありだったかなぁ、と。



いかがでしょうか。


なんて並べてみましたが、やっぱり「面白い」と感じた部分の方が次から次へと出てきてしまいます。




いやあ、これですっかり言い尽くしたかと思います。
あとは、4月の単行本を待つだけです。



といいながら、もう1回だけ、余談をできればと思います(笑)


(つづく)


※本記事で掲載されている画像は「『五等分の花嫁』/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しています。

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